製品説明
小松原の“サン・ラスター”は樹脂ロールを弾性ロールに使用した強圧カレンダーです。 樹脂ロールは従来の弾性ロールに比べ、相手側の加熱ロールに馴染みにくいので、均一に加圧する必要があります。 一般的にロールを加圧するとベンディングと言われる現象が発生し、線圧がロール幅方向の中央部が両端部より小さくなる事はよく知られる所です。 従来のウールンペーパー ロールやコットンロールを使用した弾性ロールと比較して数々の優れた特長が有ります。
特長
- 布継目でもロールをジャンピングさせる必要がありません。従ってその為に起こる布のロスがありません。 馴らし運転のための長時間のローリングは不要です。そのため試運転やロール取換え後の運転の立ち上が りが早くなります。
- ロールの研磨回数が従来に比べて極端に少なくなり設備稼動率が大幅にアップします。 織物に同じ艶効果を与えるのに、従来の30%減の加圧でよく、織物の経糸が切れるといったトラブルが ありません。
- 風綿などの綿屑が付着しないため、そのために起こる製品の不上がりがありません。
- 布の継目や折れなどに対して耐久性があり、ロールの表面に傷が付かないため、製品の品質は常に安定 します。
用途
- 綿布の艶出し加工
- 綿織物のシルクタッチ加工
- 布団用織物のダウン(羽毛)抜け防止加工
- チンツー加工
- オイルクロスコーティング加工
- ナイロン、ポリエステル等の織物の強圧加工(目潰し)
- ナイロントリコット、ポリエステルトリコット等の透明度減少加工
機械構造または外観図