今回のテーマ『高品質角パイプフレームの製作』
弊社では、角パイプでフレームを製作する際に「ほぞ組み」という技法も
採用しております。
「ほぞ組み」とは、ほぞ穴(凹部)をほぞ(凸部)に差し込むことで、
部材を強固に接合する工法のことです。木造建築によく使われています。
「ほぞ組み」をするには、角パイプに何ヵ所も高精度の切欠き加工が必要になります。
弊社では、精度と作業効率に優れるレーザー加工機で切欠き加工を行っています。
角パイプのレーザー加工動画はこちら↓
「ほぞ組み」は、パイプ同士を高精度ではめ込むので、
溶接は全周溶接をする必要が無く、部分溶接対応で可能です。
従来の突き合せで全周溶接を行うと、溶接による歪みが大きく発生します。
「ほぞ組み」を行うと、部分溶接対応のため溶接歪みは少ないです。
「ほぞ組み」の高精度のはめ込みと少ない溶接歪みの効果で、
高精度のフレームをより短時間で製作できるようになりました。
「ほぞ組み」にすることにより溶接時の位置ずれが起こりにくく、
かつ溶接歪みも少ないため組み立て時の修正作業がほとんど不要になりました。
また、従来追加工で行っていた穴開け(ボルト穴、配管穴等)作業を同時に行うことにより、
大幅に作業時間が短縮され、さらにコストの軽減につながると共に高品質な製品が出来上がりました。
弊社では、従来通りの方法以外にも、いろんな加工方法に挑戦しております。
加工についての相談等も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
創業約70年の実績を基に、皆様の御要望に最適な提案をいたします。
装置・部品製作だけでなく、改造・メンテナンス・移設工事等も承ります。
実機・ミニサイズのテスト機もございますので、お気軽にお問い合わせください。
◆ 問い合わせフォーム :https://komatsubara-iw.jp/contact/