
最近、加硫機の温度ムラや加熱効率の低下が気になる——。
もし少しでも思い当たる方には、今回の内容はきっとお役に立ちます。
今回のテーマ
『定期オーバーホールで製品品質・生産性が蘇る』
~ゴム加硫機(HAV)の“見えない劣化”にご注意を!~
◆ゴム加硫機の”見えない劣化”
連続式ゴム加硫装置(HAV)は、ブレーキホース・ウェザーストリップなど、
多様なゴム製品の品質を左右する弊社の主力製品の一角です。
弊社が製作した加硫機にはお客様の工場で
20年以上稼働しているものも多いのですが、
長期間の運転により、ゴム材料から発生する油性分を含んだ残留物が炉内に蓄積する
と次のような問題を引き起こし、
製品不良・生産ロスの増加するケースがあります。
– 思ったように温度が上がらない
– 温度ムラが生じる
これらは外観からは判断しづらいため、実際に品質トラブルが発生して気付く、
というお取引先様も少なからずいらっしゃいます。
◆オーバーホールがもたらす効果
弊社は、長期間稼働している加硫装置に対して
点検(製品出荷時点との差異チェック)と本来の性能を取り戻すための
オーバーホール(炉内残留物の徹底除去)を実施しています。
〇 点検&オーバーホールの主な効果
– 昇温時間の短縮 & 無駄なエネルギー消費の抑制
– 循環ファン効率回復による温度ムラの解消
オーバーホールによって加硫装置を出荷時点のスペックに近づけることで、
突発的な設備トラブルの予防や無駄なコストの抑制、製品品質の安定化
につながります。
◆オーバーホールでどのくらい改善するのか
下表は、納入後20年が経過した加硫装置のオーバーホール前後の風速データです。

風速の向上は加熱性能の回復に直結します。
オーバーホール後の風速は納入時とほぼ同等まで回復し、
加熱性能が大きく改善しています。
◆オーバーホール作業前後写真&作業内容
左側がオーバーホール前、右側がオーバーホール後の写真です。
清掃対象(含む再塗装):本体鉄骨フレーム / 保温板内面 / 搬送用ロール 等
交換対象:断熱材 / 点検扉 / 扉クランプ / 扉パッキン / 電気ヒーター / 熱電対 / 軸受 等

オーバーホールは下記のような流れで進めます。
オーバーホール完了後は試運転を行い、風速・昇温状態を測定し、
装置の正常稼働確認後、お客様の工場へ納品します。

今回は弊社内でオーバーホールを行いましたが、
改修範囲によっては現地作業も可能です。
◆他社製設備のオーバーホールにも対応
設備状態・仕様書有無次第では、他社製の熱処理・乾燥機の
オーバーホールも対応可能です。
品質を安定させづらい...
稼働率が落ち気味...
世代交代で設備の使い方が分からない...
ご使用中の設備にこんな小さな違和感をお持ちでしたら、
弊社まで気軽にお声がけください。
創業約70年の実績を基に、皆様の御要望に最適な提案をいたします。
装置・部品製作だけでなく、改造・メンテナンス・移設工事等も承ります。
実機・ミニサイズのテスト機もございますので、お気軽にお問い合わせください。
◆ 問い合わせフォーム :https://komatsubara-iw.jp/contact/
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