5設計された装置に使う購入品の調達や、協力会社への製作依頼などを担当します。この部門で問われるのは、図面から「何が、いくつ、いつ必要なのか」を正確にイメージする力です。必要な部品の仕様や材質、数や納期、コストを正確に算出し、自社の製造部門と協力会社に振り分けて発注。できた製品も調達部門で仕様通りになっているかを厳しく検査して、製造部門へと届けます。また、協力会社や、社内の各部門とのスケジュール調整や、会社の収益にダイレクトにつながる価格交渉も重要な仕事であり、広い意味でのコミュニケーション能力が求められます。まずは図面とモノを一致させ、材料の選定ができるようになることがスタート。直接ものをつくることはありませんが、設計と製造をつなぎ、図面をカタチにしていく上で必要不可欠な部門です。機械設計が求める動きに合わせて、装置や部品の制御をデザインします。要件通りに動かすために必要なPLCをはじめとする制御装置のプログラミングを行ったり、協力会社に制御盤の製作を依頼するなど、ソフト・ハードの両面を担当。機械が組み上がった後は顧客立ち合いのもとで試運転を行ったり、客先での据付と試運転も担当します。まずは制御盤の種類や役割を知り、小規模の設計からはじめ、徐々に大型制御盤や、タッチパネルなどの複雑な設計にも携わります。また、機械の動かし方に最も精通するセクションとして、海外ユーザーのもとでの据付と試運転を担当することも、電気設計の特徴です。現地でのコミュニケーションや予期せぬトラブルに対応する力など、仕事を通して「電気」には収まらない多様なスキルが磨かれる仕事です。要件定義▼▼▼設計(電気)▼▼▼試運転(社内・客先)、据付資材調達▼▼▼協力会社・社内への製作依頼、納期・価格交渉▼▼▼検品調達(生産管理)図面への理解をもとに必要なモノ・人を適切に手配電気設計制御のソフト・ハード両面をカバーし、装置を要件通りに動作させる K Komatsubara なぐ、技術のバトン
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